Backpackers / バックパッカーは笑う / 09
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09 : 睡眠薬強盗と首締め強盗
強盗の手口は様々ですが、その中で被害に遭った後の精神的なショックが大きいのが、睡眠薬強盗と首締め強盗です。しかしその手口はどれも同じパターンで、少し注意して行動すれば、避けることができます。
バックパッカーアンケート強盗やスリの被害に遭った事はありますか?
| 両方ともある | |
| 強盗 | |
| スリ | |
| ない |
睡眠薬(昏睡)強盗の手口は、親しくなった旅行者に、睡眠薬を混入した飲み物や食物を勧め、それを食べた旅行者が意識不明に陥ったところで、貴重品を奪っていきます。睡眠薬というよりは、ケタミン【*1】などの強力な薬物が使われているようで、食べ物を口にして、ほんの数分で意識を失います。そのまま意識が戻らず、病院に担ぎ込まれ、胃洗浄をうけるケースもあり、気が付いたらベッドの上だったという話もあります。
睡眠薬強盗は、東欧が発祥の地とされ、ブルガリアのソフィアとトルコのイスタンブール【*2】が有名ですが、今ではアジアから中南米まで世界中に、同様の手口は広がっています。
使われる飲食物は、ジュース、ビールなどの飲み物から、フルーツ、ビスケット、キャンディーまで様々です。一見すると封の切られていない物でも、巧妙に薬が仕込まれています。
強盗が旅行者を装うケースもあり、親しくなった旅行者と一緒に食事に行き、被害に遭うこともあります。
最近はその手口も悪質になり、貴重品だけでなく、荷物、服、果ては靴まで奪い、文字通りパンツ一枚で、屋外に放置されるケースもあります。
対策は実に簡単でこの2点です。
- 親しげに声を掛けてくる輩は相手にしない。
- 人から貰ったものは口にしない。
これは何も睡眠薬強盗に限った話ではなく、宝石詐欺やトランプ詐欺に関しても言えることです。初対面なのにやたらフレンドリーなのは、どう考えても怪しいですよね。特に日本語使いには要注意です。ガイドブックなども、もう少しこの問題を大きく取り上げて、旅行者に注意を喚起すれば被害は減ると思うのですが・・・
イスタンブールとソフィアに行かれる人は、ご注意を。またこの地域は、ニセ警官【*3】も有名なので、こちらにもご注意を。知っていれば、どうってことないですから。
かつて首締め強盗といえば、クスコ(ペルー)【*4】と言われるほど有名でしたが、最近は少し事情が変わってきました。政府がクスコにツーリストポリスを大量動員した結果、クスコから首締め強盗が締め出せれつつあります。現在は同じく、ペルーのアレキパとボリビアのラパスが、首締め強盗のメッカになっています。行かれる人は注意してください。しかしクスコでもインティ・ライミ【*5】など大きなお祭りがある時は、彼らにとっても稼ぎ時で、クスコへ遠征してくるので、注意が必要です。
首締め強盗の手口は、通常2、3人組の仲間で、1人が時間を聞く振りをして気をそらしている間に、仲間が背後から忍び寄り、締め落とします。意識を失っている間に、貴重品を奪います。柔道の締め技と同じ要領で、頚動脈を締めるため、数秒で意識がなくなります。
対策としては、早朝や日没後の単独での行動を避けることです。夜行バスで早朝に街に着いた場合は、明るくなるまでターミナルで時間を潰してから、宿探しに出ましょう。中南米の宿では、呼び鈴が鳴って玄関を開けたら、旅行者が倒れていたという話もあります。バックパックを背負って玄関の前に立っている旅行者ほど、襲いやすい獲物は他にはありません。
不幸にも首締め強盗に遭遇した場合は、不用意に抵抗してはいけません。彼らはナイフなどを持っていることが多いので、最悪の場合、刺されることもあります。もっとも中南米の首締め強盗は、実に鮮やかに仕事をするので、何も抵抗できないことが殆どでしょう。
ところで強盗や詐欺、スリを仕掛ける際の、ファーストコンタクトで最も多いが、時間を尋ねるという手口です。これは極めて怪しい言動で、立場を逆にしてみれば判りますが、日本であなたが他人に時間を尋ねる時、明らかに外国人旅行者とわかる人に、声を掛けることはない筈です。したがって見知らぬ人から時間を尋ねられた時は、獲物として目を付けられたと判断し対処しましょう。もっとも強盗の場合は、その時点で既に手遅れですが・・・
バックパッカーアンケートあなたの貴重品袋は?
| 腰巻 | |
| 首下げ | |
| その他 |
貴重品入れ - 貴重品は常に身に付けましょう
- 防犯アラーム - 女性の一人旅に
鍵・キーロック・南京錠・ワイヤーロック
- TSA(アメリカ運輸保安局認可)ダイアルロック・南京錠
- パックセーフ - バックパック盗難防止ネット
- 【*1】ケタミン ketamine
- フェンサイクリジン系の薬物
- 【*2】イスタンブール
- アジア横断の終着点となる街。バックパッカーの間で、この街のトルコ人の評価はすこぶる悪い。日本語で話し掛けてくる輩は相手にしないように。街はいいのだが...
- 【*3】ニセ警官
- 警察官を名乗る男が、パスポート検査や所持品検査と称してバッグ等を物色し、貴重品を盗む。
- 【*4】クスコ
- かつてのインカ帝国の帝都。マチュピチュ観光の拠点になる街。世界遺産にも指定され、インカ時代の石垣が残された美しい街並みは、かつての栄華をしのばせる。
- 【*5】インティ・ライミ
- 太陽祭。毎年6月にクスコで行われるインカ最大の祭。リオのカーニバル(ブラジル)、オルーロのカーニバル(ボリビア)と並び南米3大祭りの一つでもある。cf: 世界のお祭り
関連コンテンツ
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- Store: トラベルグッズ - 貴重品袋、トラベル財布他
関連リンク
- 外務省: 海外安全ホームページ
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Last modified: 2004-06-16
