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ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理
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カスタマーレビュー 
株式投資のベスト・ロング・セラー
(2008-12-19)
本書は,「インデックス連動型のファンド」について,企業業績を予測する「ファンダメンタルズ分析」や市場心理を分析する「テクニカル分析」と比較し,その優位性を理論的かつ実証的に解説している株式投資のベスト・ロング・セラーである.
マーケットはランダム・ウォーク(泥酔歩行)するため,動きの予測は不可能.したがって,あれこれ小細工するより,マーケットの総意である「インデックス連動型のファンド」を買い持ちするのがもっとも効率的という(株式投資≒美人投票).
(昨今のマーケットは泥酔ならぬ泥睡しちゃったのかしらん)
まっとうな教科書
(2008-11-15)
株式投資入門の古典。初版が出たのが1973年で、それから何度も版を改めて、現在まで売れ続けている。それだけでも内容のまっとうさが分かる。やや冗長だが、親切にまとまった一冊である。
書かれていることは非常に単純で、証券市場の動きは誰にも予測できない、ということ。チャート分析、ファンダメンタル分析ともに、市場に勝つための道具としては不十分である。チャート分析というのは、要するに市場はある程度の「モメンタム」を持って動くということだが、実証研究ではほとんどこのモメンタムは確認されていない。ファンダメンタル分析は分析のフレームワークとしては筆者も評価しているが、実際には分析に影響を与える新しい情報はすぐに株価に織り込まれてしまうのでそれを利用して利益をあげるのは不可能。
で、じゃあ個人投資家は何をすればいいの、っていうことなんだけれども、結局インデックス型の投資信託を買って長期保有するのが一番よい、ということになる。好み(と年齢とかで)S&P500にするか、小型株中心にするか、そういうのは選べばよい。短期的に見ればインデックスを超えるファンドマネージャもいるが、そのほとんどは続かない。20年くらいのスパンで見たら、どんなファンドマネージャもインデックスに勝っていない、というのが著者主張。ほんとうにそうなんだろう。まあ、かといってファンドマネージャが世の中からいなくなるわけじゃなくて、いらちな短期志向の投資家のニーズというのは必ずあって、これに答えるためにマネージャはせっせと働いているということなんですね。なんでも需要と供給だから。
タレブの『まぐれ』、最近読んだのだと勝間和代の『お金は銀行に預けるな』も同様の本。タレブが一番おもしろいが、こちらの本がまっとうな教科書です。
株式投資をする前に一読
(2008-10-19)
これ読んで「よし一発儲けてやろう」と息巻いてる人には期待はず
れ間違いなし。
上に下に動き回るチャートから、明日上がるかどうかを読み解くよ
うな本ではありません。むしろ、読み解こうとする行為がいかに無
駄かを教えてくれる本です。
忙しく売買を繰り返して利ざやを稼ぐのではなく、じっくり腰を据え
て将来のために投資をしたいという方は、是非一読されるとよいと思
います。
また、チャート分析には自信があるけれど、勝率のほうがサッパリな
方も一読されるとよいと思います。
リスクとリターンのバランスを考えると、ここに紹介されているよ
うな投資スタイルはリスク嫌いの日本人にぴったりではないでしょう
か。
数ヶ月、早ければ数週間、更には数日という短期間での売買が馬鹿
らしく思え、日々株価をチェックし、神経をすり減らすことに疲れ
た私にはうってつけの一冊でした。
【著者が薦めるのはインデックスファンド】
インデックスファンドがいいって話は他の本でも読んだことがあり
ましたが、ここまで理論的背景を読めるのはこの本だけではないで
しょうか。
私は経済学者ではないので、ここに書かれていることの信憑性は計
れませんが、巷に出回っている「必ず儲かる〜」や「〜必勝法」の
類よりは信用できる話だと思いました。
インデックスファンドって?という方にも安心、さらにわかり易く
そのメリットが理解できると思います。
版を重ねるごとに内容は進化しているようで、この第九版では、
「団塊の世代のために、定年退職後の投資に対する基本的な考え方
と、具体的な運用方法に紙幅を割いている」
と著者が言うように、そろそろ将来のライフプランやキャッシュフ
ロー表を綿密に作り直そうと思っていた私には参考になる部分が多
くありました。
買って損した、読んで損したってことはないと思います。
あれこれ読む前にこの一冊ではないでしょうか。
初心者が読むとかわいそうかもしれない
(2008-09-26)
この本はランダム・ウォークについて書かれた本です。中盤ぐらいまでは、テクニカル分析やファンダメンタル分析などランダム・ウォーク理論以外の理論に対する批判です。この批判は的を射ているものもあれば、滑稽すぎるものもあります。終盤は、ランダム・ウォーク理論や著者のオススメの投資法について書かれています。この部分は著者が社外取締役を勤めている会社の宣伝などがちょっとうざ いです。
テクニカル分析にしろファンダメンタル分析にしろ、何かの投資法や理論について極めた人間がこの本を読むと、矛盾点がありまくりですね。説得力に欠ける部分などが多々ありました。
読んでいて面白かった部分は、170ページの、「先生はそんなに賢いのであれば自分で投資しないんですか」っていう部分ですね。著者いわく、この手の質問は学者をかなりイラつかせるみたいです。なぜ自分で投資しないのかという理由は、「学者は世俗的な金持ちになる機会を犠牲にして、教育に捧げている」らしいですw
それなりの知識があるひとが、肩の力を抜いてこの本を読むのであればいいですね。ですが、投資について素人がこの本を読むと、「結局、勉強したら損だな」となって、えらいめにあうんじゃないかなと思います。
ランダムウォークとは
(2008-07-09)
■ランダムウォークとは
→【物事の過去の動きからは将来の動きや方向性を予測することは不可能である】
ということを意味する言葉である。
これを株式市場に当てはめると、株価が短期的にどの方向に変化をするのかを予測するのは
難しいということになる。
言い換えれば、専門の投資顧問サービスや証券アナリストの収益予測、複雑なチャートの
パターン分析などを用いても、無駄だということになる。(P19より)
■株価形成について
マルキールによると、市場における株価形成は、あらゆる情報を瞬時に織り込んでなされる
非常に効率的なものであって、プロのファンドマネジャーの運用成績も、チンパンジーが
当てずっぽうにウォールストリートジャーナルの相場欄にダーツを投げて選んだ銘柄のポート
フォリオも、実は大して差が出ないというのです。
巷で売られている株式本は多かれ少なかれチャート分析を掲載しています。「こういうパターンが現れたら買い(or 売り)だ!」というわけですが、もし全員がそう思っており、一斉に動くとしたら、そのように買い(or 売り)を入れてもちっとも儲からないはず。マルキールはこの本で、過去の株価の動きから将来を予測することの無意味さを証明し尽くそうとします。
■株式市場における法則
・株価はランダム・ウォークする。
・バブルが必ず発生し、必ずはじける。(歴史が証明)
・売買を重ねて安定的に勝ち続けることはできない。
・売買の回数を増やすとコストがかかり不利になる。
(アクティブファンドは、不利)
■個人投資家が機関投資家に勝つための方法
・アセットアロケーションを考える。
(株式・債券・REIT・土地等)
→年齢と共に保守的な運用を心がけるべき
→株式市場の不振が暮らしぶりに直結しないようにする。
(年金生活などの場合は考慮する)
・ドルコスト平均法を行う。
→バブル崩壊時にも怖気ずに、ドルコスト平均法を続ける
→株式・債権投資のリスクを有効に軽減する。
→高値掴みにならないようにする。
→時間分散を行い、必ず上昇する株式と債権に投資する
→歴史から 5年間投資を行うとほとんどマイナスが無くなる(1950年〜2005年の結果から)
・歴史の証明するところによるとリスクとリターンは正比例する。
・株式も債券も投資のリスクは投資期間に依存する。投資期間が長いほどリスクは低下する。
→基本戦略はバイ&ホールド(購入したらずっと保有する)、できればノーロードの広く銘柄分散されたインデックス本書の中では、S&P500が題材になるがアマリにメジャーな手法となったため、そのほかのインデックスも最終的には薦めている。
■投機と投資の違い
「投資」とは、配当や金利賃貸料などカナリ確実性の高い収入の形で利益を上げること。長期間保有して値上がり益を得ることを目的とした金融資産の購入と捉えるらしい。
投機家は、2、3日あるいは、二、三週間の間に大もうけをすることを狙って株式を取得する。投資家は、何年あるいは十年先まで安定的に配当をもたらしあるいは持続的値上がりが期待できるような株式を捜して保有する。
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Last modified: 2009-01-08

