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16: 健康

長い旅を続けるには、まず病気に掛からないにすることがことが大切です。海外では日本にはない様々な感染症にかかるリスクがあります。中には、対処が遅れると死に至るものもあります。たいていの病気の初期症状は、発熱や頭痛、食欲不振など風邪と同じで区別がつきません。従って体調が悪い時には、できるだけ早く医師の診断を受けましょう。海外旅行保険に加入していれば、保険会社に連絡すると、病院の紹介や応急処置等のアドバイス、必要ならば入院や搬送等も手配され、個人で対応するより迅速で確実です。

旅行中の心得5カ条

  1. 口から入るものには用心するに越したことはない
  2. 虫に刺されないための対策を
  3. 川や湖に入るのは慎重に
  4. 動物には近づかない
  5. 無防備なセックス、薬物のまわし打ちは危険きわまりない

海外旅行の感染症から身を守る本より転載

下痢 - Diarrhea

口から入るものには用心するに越したことはありません。体が慣れていないときは、生水も避けたほうが賢明です。下痢の予防として、整腸剤を使うことが考えられますが、旅の間中服用し続けるのは現実的ではありません。それよりも徐々に体を慣らし免疫力を高めるのが、最良の予防法です。
 海外で下痢止めを購入すると抗生物質 (Antibiotic)を処方されることがありますが、これを予防内服に使用すると、病原体の薬剤耐性を発達させる上、副作用を伴うので避けてください。
 たいていの下痢の症状は、数日で解消します。重要なのは、脱水状態にならないよう、充分に水分、塩分を補給することです。グルコース(ブドウ糖)を含む経口輸液【*1】やスポーツドリンク等が効率的ですが、入手できない場合はジュースに塩を少量加えたもので代用できます。(ジュース1L(リットル)に対し、塩小スプーン1杯を目安にして下さい)

頻繁な下痢、血便、嘔吐を繰り返したり、発熱のある場合は医師の診断を受けてください。

インドでは回収したペットボトルに、水道水を詰め新しくキャップをしたものが、店頭で売られている事があります。普通の水道水よりも水質が悪いこともあり、下痢の原因の一つになっています。明らかに不純物や濁りがあるものは避けましょう。

中身を入れ替えるのは、お酒でもよく使われる手口です。これも味は勿論、品質にも問題があるので注意が必要です。

コレラ - Cholera,Cholela

1日か2日の潜伏期間(数時間のときもあります)で発病します。症状は突然の吐き気、嘔吐、猛烈な下痢。下痢便は米のとぎ汁のようなゆるいもので、1日で数十回に及びます。症状が重い場合には点滴が必要なので、早く医師の治療を受ける必要があります。

アメーバ赤痢 - Amoebiasis

潜伏期間は数日から数カ月と不定です。主な症状は下痢と腹痛で、1日数回から10数回。特有のイチゴゼリー状の粘血便があります。細菌性赤痢(アメーバ赤痢)、原生動物感染、腸管内蠕虫感染症には特別な治療が必要なので、早く医師の治療を受ける必要があります。

A型肝炎 - Hepatitis type A

最も罹りやすい感染症が、A型肝炎です。予防法にはワクチン接種があります。感染の危険性を減らすには、飲食物に注意することです。生ガキから感染することもあります。インドではA型肝炎に感染して黄疸が出ている人が、食堂で働いていることがあるので注意しましょう。アジアを旅行した事がある人は、気が付かないうちに感染し、既に抗体が出来ている事があります。
 A型肝炎ウイルスに汚染した飲食物などを経口摂取することで感染します。約2週間〜50日の潜伏期間で発病します。症状は発熱、黄疸、著しい衰弱がみられますが、体力のある人は「少し体がだるいな」といった程度で、感染に気が付かない人もいます。
 特定の治療法ははなく、安静と食事療法で回復を待ちます。重症になると1カ月以上の入院が必要となる場合があります。

B型肝炎 - Hepatitis type B

B型肝炎は血液媒介感染(性行為、輸血、注射針の使い回し等)で、健全な旅行者?にはあまり関係ないので省略します。

マラリア - Malaria

マラリア原虫を持つハマダラカ蚊(夜行性)を媒介にして感染します。人に感染するマラリアには、熱帯熱マラリア原虫、三日熱マラリア原虫、卵型マラリア原虫、四日熱マラリア原虫の4種があります。
 潜伏期間は1〜3週間。主な症状は高熱、さむけ、頭痛、嘔吐、下痢等。1〜2時間にわたる震え、40度以上の高熱に、頭痛、嘔吐、下痢が伴い、この状態が3〜6時間続いた後、多量の発汗をともない解熱。この発熱と解熱が一定の間隔で繰り返されます。この周期により三日熱、四日熱に区別され、一定しないものが熱帯熱です。
 抗マラリア薬(予防薬)は原虫の種類や薬剤耐性の問題があり地域により、WHO【*2】によって推奨予防薬が決められていますが、100%効果の期待できるものはありません。抗マラリア薬には副作用の強いものが多いので、予防内服は必ず医師の診断を受けてください。
 マラリアの最大の予防は蚊に刺されない様にすることです。虫よけ・殺虫剤の使用、長袖・長ズボンの着用、明るい色の服を着る、蚊帳の使用、などが蚊の対策として有効です。

デング熱 - Dengue Fever

病原菌ウイルスを持つ熱帯縞(ネッタイシマ)蚊、一筋縞(ヒトスジマ)蚊を媒介にして感染します。デング熱はエマージング(新興)ウィルスに分類されています。
2〜15日の潜伏期間ののち、40度くらいの高熱とともに発病、頭痛、関節痛、筋肉痛を伴い、全身に赤い発疹が現れます。 成人の場合は死亡率は高くありません。
 現在有効なワクチン及び予防薬はなく、予防はマラリア同様、蚊に刺されない様にすることです。治療法も対症療法として鎮痛剤や解熱剤を用いる程度です。通常1週間程度で自然に熱も下がります。

高山病 - Mountain Sickness

チベット(3600m)、ペルーのクスコ(3360m)、ボリビアのラパス(3600m)など標高3000mを越える高地では、高山病に対する注意が必要です。高山病の初期症状は、不眠、呼吸困難、疲労、めまい、頭痛、嘔吐、食欲不振などです。風邪の初期症状に似ているので注意して下さい。鎮痛剤の使用は高山病の症状を悪化させることがあります。症状が進むと視力・聴力・記憶力の低下、意識の混濁・失神、更には高所性肺浮腫(HAPE)、高所性脳浮腫(HACE)、死亡に至ることもあり非常に危険です。
 高山病の症状が出始めるのは、8〜48時間程度経過してからです。高地に着いたら2、3日は水分を充分にとり、無理をせず、体が高度順応(馴化)するのを待ちましょう。 その間はアルコールの摂取も控えた方が賢明です。睡眠薬や鎮痛剤の使用も避けましょう。
 高所傷害には段階的に高度を上げ高所馴化させたり、利尿剤 (Diuretic)"ダイアモックス:DIAMOX"【*3】を用いた治療が有効なことがあります。
 高所順応(馴化)とは、血液中のヘモグロビン濃度が上がり、最大酸素摂取量が高まることです。高所馴化が出来ない場合、3000m程度の高度でも深刻な高度傷害がでることがあります。また急激に症状が悪化することがあります。
 酸素吸入の処置も有効ですが、最も基本的で効果的な方法は、高度を下げることです。正常な判断ができ、体力が低下する前に決断することが重要です。

南京虫 - Bed Bugs

病気ではありませんが、旅の間一番悩まされるのが南京虫(ナンキンムシ)です。正式な名前はトコジラミ(床虱)で、吸血昆虫です。体長は5〜8mm、体は扁平楕円形で赤褐色。刺し口が2つあるのが特徴です。痒みが激しいので引っ掻いてしまい、二次感染を起こし化膿することもあります。
 対策としては虫よけスプレーの使用、就寝時の長袖・長ズボンの着用やシュラフ(寝袋)の使用などが有効です。南京虫は夜行性なので電気を点けたまま寝ると被害に遭わないという話もありますが、これはあまり効果がないような・・・


【*1】経口輸液の組成
1リットルの水に対し:塩化ナトリウム3.5g、クエン酸ナトリウム2.9g(炭酸ナトリウム2.5g)、塩化カリウム1.5g、ブドウ糖20g(または砂糖40g)
【*2】WHO
世界保健機関 [World Health Organization] http://www.who.int/
【*3】ダイアモックス
アセタゾラミド (acetazolamide) 。急性の高所傷害の対症薬として用いられる。本来は緑内障やてんかんの発作を抑えるのに用いられる薬で、高山病の予防薬ではありません。日本で入手するには処方箋が必要です。 cf: ダイアモックス

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Last modified: 2012-10-04

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